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職員インタビュー

Message#01

教学グループ グループ長

H.S(着任年:2010年)

表現に向き合う学びを、
制度と対話で支える

教室の外から、学びを設計する

現在は教学グループ長として、学長や副学長、教員と連携しながら、大学全体の教学マネジメントに関わっています。教務の仕事は、授業や履修、成績といった事務的な側面が目立ちがちですが、実際には教育の根幹を支える役割だと感じています。学生が学び、表現に向き合うための環境や仕組みを整えること。それが、私たち職員にできる教育への関わり方だと思っています。
教務の職員は、教員に混ざってカリキュラムを検討する会議体にも参加します。新設学部の立ち上げやカリキュラム再編の場では、先生方が研究分野にかける情熱はもちろん、「学生にどんな力を身につけてほしいか」「どんな人生を歩んでほしいか」といった思いが語られます。専門分野は異なっても、その根底には未来の社会をつくっていこうとする共通の意志があり、教育とは社会への責任なのだと実感する瞬間です。

問いを大切にし、表現を信じる場所

最近入職した後輩たちを見ていると、美術や文学といった表現に関心のある人は京都精華大学での仕事に自然と関心を持ちやすく、やりがいも感じやすいように思います。私自身、これまで文学や美術に心を救われ、物事の新しい見方や考え方を教わってきました。だからこそ、そのつくり手を育てる場所で働けていることはいまの私にとって何よりの喜びです。美術や言葉が人間に与える力を信じている人は、京都精華大学が社会に果たしている役割にも、無理なくコミットできるのではないでしょうか。教育を支える仕事の根底には、そうした価値観への共感があるのだと思っています。
以前、ある先輩職員から「精華はユートピアであり続けないといけない。このユートピアで育った卒業生が、それぞれの場所でユートピアをつくる。それが世界を豊かにする」という話を聞いたことがあります。当時はその意味をうまく捉えきれませんでしたが、いまは「どんなひとも、ここにいていい場所」ということだったのかもしれないと考えています。いまでも答えは出ていませんが、そうした大きな問いを投げかけてくれる先輩がいたことが、この大学で働き続けてきた理由のひとつです。京都精華大学の存在意義や、存続させ続ける意味を考え続ける機会をもらってきたのだと思います。
教学グループは、20代から60代まで、年齢もキャリアも多様なメンバーで構成されています。グループ長として大切にしているのは、個々の知識や経験を共有し、自分たちの仕事が大学全体のなかでどのような意味を持つのかを伝えることです。変化をおもしろがり、美術や言葉の力を信じながら、教育の現場を支え続ける。その理念に共感し、ともに考え続けられる方と一緒に働けたら、嬉しく思います。