京都精華大学 職員採用サイト

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職員インタビュー

Message#06

学長室グループ グループ長

M.M(着任年:1997年)

自由な学びの場を、
未来へつなぐ

卒業生・職員として、30年の軌跡

京都精華大学で学んだ後、他の教育機関での職員の経験を経て入職し、入学試験や学生募集、教務といった部署を中心に、約30年にわたり大学に関わってきました。入職したのは20代後半で、学生との年齢も近く、授業内外で接する機会が多くありました。学生がどのような思いで学び、迷い、成長していくのかを間近で見てきた経験は、今も職員として業務に向き合う際の土台になっています。
教務を担当していた時期には、新しい学部の立ち上げや改組にも携わりました。人文学部の再編、そしてマンガ学部の設置です。前例のない取り組みでしたが、「この学部を自分たちでつくっていく」という教職員と学生の熱意に支えられ、制度や仕組みを整える側として、その思いにどう応えるかを考え続けました。この経験は、大きなやりがいとして心に残っています。

大学の価値を、社会に開き続ける

現在は学長室グループの責任者として、自己点検・自己評価、IR、研究支援、社会連携、学長が関わる会議や式典の運営など、大学全体に関わる業務を統括しています。意識しているのは、大学の活動や価値が、学内外の双方から分かりやすく伝わる状態をつくることです。
大学の魅力や実力は、偏差値だけで測られるものではありません。大学は学費の他にも補助金などの公的資金によって支えられる社会の公器であり、研究支援や社会連携も、最終的には学生の学びや成長に還元されるべきものです。大学の価値が社会から継続的に信頼される状態を保ち続けること。それが自分に課された役割だと感じています。
これまで長く働き続けてこられたのは、同僚の教職員に支えられてきたこと、そして間接的であっても学生の成長に触れられる環境があったからです。京都精華大学は、自ら探し出して出会う大学であり、能動的に関わろうとする人たちの集まりです。その姿勢こそが、この大学の魅力を形づくってきました。
京都精華大学には、多様な価値観や生き方を持つ人が集まります。個性を尊重することは簡単ではなく、正解のない問いに向き合い、迷いや葛藤を抱えることも少なくありません。自分の考えを通すだけでなく、異なる意見を受け止める姿勢も大切です。職員の仕事においても、ひとつの答えに固執するのではなく、状況に応じて考え続ける柔軟さが欠かせません。制度や仕組みを整える立場だからこそ、教員や学生、他部署の職員と意見を交わしながら、より良い在り方を模索し続けることが求められます。
新たに採用される方には、まず目の前の業務に向き合いながら、その先に自分がどのような立場で大学に関わっていくのかを想像してほしいと思います。経験を重ねることで、大学全体を支える役割を担うことになります。そうして、それぞれの立場から、この大学の理念を次の世代へとつないでいってほしいと願っています。